クリスマス店内。 2012年12月17日
ご無沙汰です。 2012年12月12日
日本人に危機感を。 2012年11月06日
いつも自分が読んでいる方のブログからちょっと拝借です。
大量失業時代に突入した世界と「日本ブランド」
今、世界的に仕事がどんどん減っています。
もう少し突っ込んだ言い方をすると、誰にでもできる
いわゆる「マックジョブ」が量産され、
マックジョブに従事している人は、ひとたび仕事に
あぶれると復帰が困難になっています。
またマックジョブは長くやっていても所得は増えません。
あらゆる産業で仕事のオートメーション化が進んで、
人に頼る必要がなくなっていっているのです。
日本でも、シャープやNECが1万人リストラだとか、
かつては超優良だった企業が変わっています。
シャープは日本に大きな工場を構えて日本人を
大量雇用し、日本製を武器に売っていましたが、
今やその工場の売却・リストラを進めています。
自己否定です。
1万人減らしても業務に支障が出るより利益の方が
多いと踏んでいる訳ですから、会社にとっての社員の
価値も推して知るべしです。
もし私がシャープの社員だったら、会社を信じ会社の
理念に共感して働いていたものが、大きく裏切られたと感じるでしょう。
精神の弱い人はうつになるかもしれません。
しかし今やそんなことは世界中の日常茶飯事。
経営が傾けば、理念などどこかに置き忘れたかのように、
内部で首切り・争いが起こるのは会社というものの
仕組み上、必然のことなのです。(残念ながら)
日本がデフレ・少子化などで構造的に厳しい生き残り
合戦になることも、また必然です。
内需が大きいですから他国に比べまだゆるやかと
言えますが、サバイバルな環境になっていくことは
間違いないでしょう。
これらのことは全体の社会現象としては明確ですが、
自分達ひとりひとりに置き換えると誰しも直視したく
ない現実です。クビになったり自分の存在価値を
否定されて冷静な人はいません。
また今は大丈夫と思っている人でも、時代と共に
自分のスキルが使えなくなればいつマックジョブに
戻るかわかりません。方向性はわかっていても、
いざ自分事として対処することは難しいものです。
私はまだ「日本ブランド」が世界に通用しているうちに、
という思いで日本を出ました。
先輩方が残してくれた「日本国への信頼」、これは
全日本人が使えるアドバンテージです。
シンガポールでも成功している日本人の多くは
「日本ブランド」を効果的に利用しています。
外国にいる多くの日本人は「日本ブランド」の威力を
感じています。元にもし自分が例えばバングラディシュ人
だったら、できることは180度変わります。
それくらい国籍には大きな価値があります。
そのうちこのブランドも使えなくなる日が来るかも
しれませんが。
このように、日々を何となく過ごしているだけでは
見えなくとも、実は使えるブランドやチャンスは
いたるところにあります。
日本は今、リスクを冒さず守っている方が良いという風潮が
一部あるようですが、ハングリー精神を持って攻めないと、
生活もままならなくなる日がいずれ来るでしょう。
まだそのことを実感として気付いている人は限られている
かもしれません。
ということは、人より少し動くだけで新たな世界が
広がっていく可能性が高いですから、まだチャンスのある
時期だと言えます。
これからの数年で、自分に何ができるかが問われていると
思います。
若い世代に伝えたいことだったので使わせていただきました。
あなたは何が出来ますか?
オーナー 有賀